こんなところにれんが Vol.2

 

  

 

今回は大変古い話ですが、1989年9月のオーストリアレンガ工場視察についてご紹介いたします。

「オーストラルブリック社」は、オーストラリア国内で、約100年以上レンガを作り続けている巨大工場です。工場は広い大地の中にあり、その大地より(自社の敷地内)原料を取り製造されています。年間に900万㎡というレンガを製造され、オーストラリア国内をはじめ世界各国(日本にも)に納品されております。

  

左の写真は、窯積の様子です。全自動で積まれてました。右の写真は、焼成後の様子です。1台車でこれだけのレンガを積んでいます。

ダンプが入れるくらいの大きなトンネルキルンで、レンガを焼いていました。

オーストラリアでは地震がない為、必ずって言っていいほどレンガを住宅に使用されています。

 

 

「こんなところにれんが 特別編(タイル)」

世界遺産のオペラハウスも見学に行ってまいりました。

皆さんご存知でしたでしょうか、オペラハウスの屋根全部がタイルでできてることを!!

世界遺産のオペラハウスは、20世紀を代表する建築物であります。設計士は、建築家のヨーン・ウツソンが設計し大変困難な構造設計で工事が大変遅れ、1959年に着工し、竣工は1973年になってしまいました。その遅れで、当初700万ドルの予定でしたが実際は当初の予定の14倍以上で総工費1億200万ドルとなり、足りない公費を州の宝くじ資金などで補填されました。

オペラハウスは、白いヨットの帆、あるいは貝殻をいくつも重ねたような印象的な外観で、大きな特徴は曲線を描く屋根に105万6000枚のスウェーデン製の施釉の2色のタイルが張られており、天候や時間によっていろんな表情を醸し出しています。